企画展

企画展vol.48

企画展48「館長!これどうするんですか!?」

館長!これどうするんですか!?

2024年1月23日(火)~5月25日(土)

アクセサリーミュージアムはコスチュームジュエリーのメーカーベンダーであった田中美晴・元子夫妻のコレクションを基に設立された私立美術館です。 そのほとんどはファッションに関するもので、1960年代後半の海外渡航解禁間もない頃から、買い付けやリサーチのために蒐集されました。それらは当時の日本の職人やデザイナーとの打ち合わせの際に研究材料や見本として使用され、現在では後進の育成を目的に当館で展示されています。

また、住まいだった建物を改装した館内には二人の個人的なコレクションも多く眠っています。中には中型犬ほどの大砲や、各々が恋人と呼ぶ絵画や胸像、密教法具から挿絵の美しい古書に至るまで、56ヵ国を走り回った際の思い出の品々が時々顔を出しては学芸員の笑いを誘うのです。 加えて夫妻は展示内容の充実を目的とした蒐集に現在も力を入れており、美術館としても収蔵数としても成長を続けています。

今回の企画展では、2025年の開館15周年に向け、改めて私立美術館としての「所蔵品」の魅力について考えます。初公開となる夫妻の個人的なコレクションや、つい「館長これどうするんですか?」と学芸員を悩ませた品々など、普段と少し違ったアクセサリーミュージアムのプロフィールをお楽しみください。

企画展49「愛でたきオールドノリタケ」

愛でたきオールドノリタケ

2024年6月1日(土)~8月11日(日)

19世紀後半のジャポニスム人気と共にアメリカの生活に広く浸透したオールドノリタケは、当時では珍しい現地での流行や需要を商品展開に取り入れたことで知られています。オールドノリタケとは、株式会社ノリタケカンパニーリミテドの前身である日本陶器と森村組が第二次世界大戦終結までの間に製造販売し、輸出した陶磁器を指します。彼らはアメリカの流行をいち早く商品に反映させるため、ニューヨークに図案部を設置し、現地で描かれたデザイン画を日本の専属画付工場で忠実に製作しました。

当館の主要コレクションであるコスチュームジュエリーも同時代の大きな経済的繁栄とともに生まれ、アメリカで開花した文化のひとつであり、流行を反映したものが多く存在しています。本展ではオールドノリタケや同時代の雑誌やドレスなどの文化資料をともに展示し、当時のアメリカ文化の魅力を紐解きます。

ハンドリングセミナー「触れてみよう!小さきオールドノリタケ」
オールドノリタケは職人たちの多大な時間と手作業から生まれた陶磁器です。その熟練の技術と細部にまでおよぶこだわりは、どんなに小さな作品にも見ることができます。
このセミナーはコレクター達の指導のもと、小さなオールドノリタケを実際に見て触れていただける貴重な体験型プログラムです。

講師:日本ポーセリン協会会員 水弘 純、Aki Oga Kato
日時:2024年6月29日(土)、7月14日(日) 両日13:00~14:00
受付:参加には事前予約が必要です。空きがある場合は当日のお申込みも可能です。ご入館の際に受付におたずねください。
参加費:500円 ※別途当日の入館券が必要です。
定員:各回先着5名
申込先:03-3760-7411 (10:00~17:00開館日のみ)

ガイドツアー「コレクター達による展示品解説」
企画展を少し違った視点でお楽しみいただくため、コレクター達によるオールドノリタケのガイドツアーを実施いたします。企画展示室を会場に、約1時間かけて作品の魅力やコレクションの思い出など、オールドノリタケの魅力や楽しみ方と共にふだん美術館では聞けないお話をお楽しみください。

講師:日本ポーセリン協会会員 Aki Oga Kato、田端 善雄、水弘 純
日時:2024年6月15日(土)13:00~14:00、6月29日(土)14:30~15:30、7月14日(日) 14:30~15:30
受付:参加には事前予約が必要です。空きがある場合は当日のお申込みも可能です。ご入館の際に受付におたずねください。
参加費:無料 ※別途当日の入館券が必要です。
定員:各回先着10名
申込先:03-3760-7411 (10:00~17:00開館日のみ)

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