アクセサリーミュージアム

常設展

美しいデザインを巡る
時間旅行へ

展示室ごとにパッケージングされた「時代の空気」にひたり、デザインの潮流が肌で感じられます。

アクセサリー教室

世界にたったひとつの
クラフトを作る

テーマに沿ったパーツを使い、あなただけの味わい深いデザインアクセサリーを作ることができます。

企画展

芸術・文化・民俗・哲学を
楽しむ

解説で時代背景や精神・哲学を知ることにより、デザイン性に込められた深い意味が感じられます。

No.1 プラスティックグラス

このプラスティック製メガネは1970年代のものです。
デザインは大変大胆でユニークです。グラス部分は入っておらず、耳かけ部分もありません。つまりメガネとしてだけではなく、サングラスですらありません。これは当時日本でも大流行した「ヒッピー文化」の影響を受けており、アクセサリーとして作られたファッションアイテムです。

「ヒッピー文化」とはアメリカ、特にサンフランシスコを中心に1960年代の後半から広まった若者が中心となって巻き起こった流行です。この流行の背景にはベトナム戦争があり、この時代のファッションは政治や思想哲学とも深く結びついています。
当時の人々は大きい傷跡を残す戦争を嫌い「LOVE&PEACE(愛と平和)」をスローガンにし、自然回帰主義や自由であること、芸術的な活動を奨励しました。有名なイギリスのバンド「ビートルズ」もこの時代に登場し、世界的にヒッピー文化は拡大していきます。
一方、過激な思想哲学への傾倒や自由追及の中で薬物(LSDやマリファナ、大麻)による精神解放や、カルト的な宗教密儀などへと発展し、結果的には取り締まりの対象となっていき、この流行は急速に衰えていきます。

写真のファッションアイテムはヒッピー文化の後半、かなりファッションとして昇華されたデザインとなっており、主にカチューシャ代わりとして使われたものです。当時はペイズリー柄や派手な色同士の組み合わせなど、サイケデリックなファッションが流行しました。日本では「おサイケ」などと呼ばれ、思想哲学とは分離され、派手に視覚化されたファッションとしてのヒッピー文化が主に愛好されました。

この時代の特徴的な作品等:ウッドストックフェスティバル(野外コンサート)、フラワームーブメント、ジョンレノン、寺山修司、横尾忠則、「OH!モーレツ」

ミュージアムだよりについて

このコーナーでは収蔵品の中から特に時代を象徴したファッションアイテムを隔月でご紹介していきます。
展示替え等でご紹介のファッションアイテムが展示されていない場合もございますので、どうぞご了承ください。